日本初の電話を活用したDMP、アドゲイナーがインティメート・マージャー社と提携を開始
効果測定の重要な課題の一つだった電話からのコンバージョン計測が容易に?スマートフォンから検索し、そのまま電話で予約や問い合わせを行う際の広告効果の算出が可能になる「アドゲイナーコールトラッキング(電話着信による広告計測)」電話を活用したDMPに注目です。
最近公開されたニュースリリースや記事から「注目情報」を取り上げ、独自の視点で解説していきます。
今回注目したのはこちら。
アドゲイナー、DMP専業最大手インティメート・マージャー社との業務提携を開始
アドゲイナーインク(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:スティーブ・ジョージソン、以下、アドゲイナー)は、この度、約4億件のオーディエンスデータを提供するDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)専業最大手、データマーケティングカンパニーである株式会社インティメート・マージャー(東京都港区、代表取締役:簗島 亮次、以下、IM)と業務提携を締結し、新たなマーケティングサービスの提供を共同で行う事をお知らせいたします。本提携により、日本初となる「電話を活用したDMP」の利用が可能となります。出典元はこちら(アドゲイナー 2017年5月11日発表)
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『ジェネシス』の視点
『アドゲイナー、DMP専業最大手インティメート・マージャー社との業務提携を開始 』について、「ジェネシス」の視点で解説します。
従来より広告出稿に対する電話からのコンバージョン計測は、効果測定における重要な課題の一つでした。反応履歴の追跡が容易なオンラインチャネルのWebサイトやメールと異なり、電話という「オフラインチャネル」については、どの広告を見て電話をかけてきたのかといった広告別の流入経路を捕捉することは容易ではないからです。
近年「Web検索した後、オンラインフォームではなく、電話で予約や問い合わせを行う」といったスマホの普及によるユーザーの行動の変化に伴い、より正確な広告効果の算出が可能で、かつ導入が容易な「電話効果計測サービス」へのニーズが高まっています。
「アドゲイナーコールトラッキング(電話着信による広告計測)」はその名の通り、電話からのコンバージョンを計測する日本初のサービスです。同サービスは比較的容易な設定で導入・運用が可能で、オフライン広告(雑誌・看板・チラシ)オンライン広告(SEO・リスティング・DSP・アフィリエイト)別の計測が行えます。
今回「アドゲイナートラッキング」が膨大なオーディエンスデータを保有するIMと提携することで、電話を通じた様々な広告別の問い合わせ数や予約数などの定量的な計測を行うだけではなく、ユーザーの年齢や性別・興味関心などユーザー特性まで併せて捕捉することが可能になりました。「電話を活用したDMP」と呼ぶことができる今回の提携サービスもまた、日本初のサービスになるとのこと。
この提携サービスの活用例として、電話計測から得た広告への反応履歴とDMPから得た顧客属性データを分析することにより、電話で問い合わせを行うユーザーの傾向を把握、広告効果をより高めるためのメディアプランの見直しやクリエイティブの修正を行うことが挙げられます。
One to Oneマーケティングをはじめとする個客対応の重要性が問われる現在のデジタルマーケティングの流れにおいて、今後もインティメートマージャーのようなパブリックDMPと他サービスとの組み合わせによって顧客行動と顧客属性の両面を把握できるサービスの提供が増えていくものと思われます。
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