インフルエンサーマーケティングの成功に必要な量と質とは?
いまさら聞けない…『インフルエンサーマーケティングって何?』そして、量だけじゃなく質にもこだわってインフルエンサーマーケティングが行える事業がスタートしたってどんなサービスなの?
最近公開されたニュースリリースや記事から「注目情報」を取り上げ、独自の視点で解説していきます。
今回注目したのはこちら。
ファッション誌を中心にインフルエンサーマーケティング事業を開始
株式会社集英社(本社:東京都千代田区)は、2017年5月24日よりファッション誌を中心にインフルエンサーマーケティング事業を開始いたします。
現在、ファッション誌では、紙とデジタル両面で読者にアプローチをしており、各誌の公式SNSアカウントを通じた情報発信も積極的に行っています。また、各誌に登場する『専属モデル』や『スタイリスト』、『読者モデル』や『読者ブロガー』なども各種SNSのフォロワーを多く抱えております。この出版社ならではの強みを活かし、発信力のあるインフルエンサーがソーシャルメディア上で各企業の商品やサービスを投稿することで拡散を図る、インフルエンサーマーケティング事業に参入することにいたしました。出典元はこちら(集英社 2017年5月24日発表)
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『ジェネシス』の視点
『ファッション誌を中心にインフルエンサーマーケティング事業を開始』について、「ジェネシス」の視点で解説します。
インフルエンサーマーケティングとは、周囲に大きな影響力を持っている人物(=インフルエンサー)に商品やサービスを紹介してもらい、企業の宣伝に役立てるマーケティング手法です。その人物の発信(ブログやSNS等も含む)により、その人物のファンやフォロワー、コミュニティ内での購買行動への影響を与え、企業の商品やサービスのイメージ向上やブランド構築に寄与させていきます。
今回、集英社が開始したインフルエンサーマーケティング事業は、レモネード株式会社が新たに開発したインフルエンサーマーケティングプラットフォーム『INFLUENCER ONE』を活用し、ファッション誌に登場する専属モデルやスタイリスト、読者モデルや読者ブロガーなど、発信力のあるインフルエンサーが、ソーシャルメディア上で各企業の商品やサービスを投稿することでの拡散を図り、企業のマーケティング活動を支援する事業です。
従来のインフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーの影響力を「フォロワー数」や「コメント数」など、定量的な指標で測定することに目がいきがちでした。しかし、インフルエンサーマーケティングから確実な成果を得るためには、影響力の「量」だけではなく「質」にもこだわる必要があるでしょう。
すなわち幅広い層にリーチすることと共に、影響を与えたい相手つまりターゲットユーザーに“実際の購買行動につながりやすい”といった質の高い影響力を与える必要があるのです。
集英社が今回示したファッション誌のインフルエンサー達は、
- 【理想や憧れ】を抱く専属モデル
- 【信頼】を寄せるスタイリスト
- 【親近感】を持つ読者モデル
などであり、ターゲットユーザーが、インフルエンサーに抱く様々な好ましい評価や感情が既に備わっています。
人は、自分が好意を持っている人の意見や考えには同調・共感しやすいことが、心理学の研究からも立証されていることから、これらのインフルエンサーは質の高い影響力を行使できていくと思われます。
とはいえ、人の好みはそれぞれですので、リーチしたいターゲットユーザーが好ましい評価・感情を抱いている、適切なインフルエンサーを選定することが重要となります。
この点、既にオンラインでも相応の規模のコミュニティが形成されているファッション誌では、広告出稿をする雑誌を選ぶような感覚で、適切なインフルエンサーを見つけ出すことが容易でしょう。
ファッション誌では、服飾の着こなし等のファッションの話題に留まらず、ヘアスタイルやメイク、理美容品や日用品、そして、新しいライフスタイルの提案までも行います。
ファッション誌を基盤にしたインフルエンサーマーケティングは、企業の押し付けになりがちな従来の広告宣伝を補完する手法として、女性ターゲットの製品・サービスのマーケティングの為、さらなる活用が進むと思われます。
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