コンサルタントのコラム

文字フォントはマーケティングコミュニケーションに何をもたらすのか?

テクノロジーの進化は凄まじいものがありますが、そのテクノジーが進化すれするほどクリエイティブの大切さが増大しています。適切なタイミングで適切なコンテンツを提供できることはとても魅力的ですが、お客さまが最初に目にするクリエイティブが適切でなければ、熟考したタイミングとコンテンツは無駄になってしまう可能性があるからです。パッと目にしたとき、「いいな。読んでみようかな」と思わなければ、その先にどんな良いコンテンツがあっても読むことはありません。

フォント1つで売上が変わることも

特にお客さまが直接目にする機会の多い「フォントが担う役割はかなり大きい」ものだと日々感じます。フォントの選び方ひとつで、「クリエイティブ」のイメージが変わるだけではなく、お客さまへのメッセージの伝わり方も変わり、売上にも影響を与えることもあります。

MOW」というアイスをご存知の方は多いと思いますが、この「MOW」は当初売上が良くありませんでした。しかし、「MOW」のフォントを変えたところ売上がV字回復したという事例があります。また、体操の内村選手が好きで有名になった「ブラックサンダー」も以前は英語表記だったのをカタカナ表記にしたとたんに40倍以上の売上を獲得するまでになったという事例まであるのです。

もちろん、フォントだけが売上アップの要因ではないかもしれませんが、最もお客さまが目にするフォントの果たした役割は大きかったと考えられます。

フォントは「非言語的コミュニケーション」

文章そのものは「言語的コミュニケーション」です。一般に、マーケティングコミュニケーションにおける「What to Say(何を伝えたいか)」は「言葉」で伝えますが、同じ文章でもフォントが異なると、伝わり方が変わります。例えば、国際政治についての論説といった文章を軽めのフォント(ポップ体など)にしていたら、その論説に対する信頼度は低下するでしょう。ふざけて書いていると思われてしまうかもしれません。

つまり、各種フォントが持つ、それぞれの形状は「非言語的コミュニケーション」を担っているのです。すなわち、「How to Say」(どう伝えるか)はフォントによって決まる部分が大きい。したがって、より効果的なコミュニケーションを目指すなら、文章自体を磨くことと併せて、フォントの選択にも細心の注意を払う必要があるわけです。

フォント選択は、誰でも実践できるコミュニケーション

また、フォントは、どんな人でも実践できる非言語的コミュニケーションです。日常的に作成するパワーポイント資料やワード資料でも何を言いたいのか?に合わせてフォントを選択することで、作成する資料がより伝わりやすく、そして説得力のあるものになるのは間違いないでしょう。ぜひ、フォントの選択にこだわり、クリエイティブをより良くするためだけでなく、日々の業務における効果的で効率的なコミュニケーションを実践していただければと思います。

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