マーケの強化書編集部

『Webプッシュ通知』はBtoBマーケティングにおいて有効なのか?

「Webプッシュ通知」とは

現在、BtoBマーケティングにおいてリアルタイムなコミュニケーションを行いたい場合、多くの企業はメールかLINEを活用することになります。FacebookやTwitterを活用している企業も多いでしょう。しかし、最近になって「Webプッシュ通知」という手段も出てきました。

「Webプッシュ通知」とは、企業がお知らせしたい通知を各ユーザーのブラウザに通知することが出来る仕組みのことです。ユーザーがブラウザを開いていれば画面右下にポップアップが表示されるようになるため、非常にリアルタイム性が高く、かつ到達率が高いとされる通知方法です。これまでは、アプリなどにおいて一般的であった「プッシュ通知」をPCでも実現したものになります。

「Webプッシュ通知」はBtoBマーケティングにこそ有効

BtoBにおいて、自社Webサイトに訪問してくれる人の多くはPCのブラウザを利用しています。仕事中にBtoB関連の製品サービスに興味関心が高まるのは当然ですよね。なので、BtoBマーケティングでは、職場からPCでアクセスしている人をいかに捕まえるかが重要になるのです。そのため、ブラウザを開いているときに情報を伝えることが出来る「Webプッシュ通知」は効果が期待できるツールと言えるわけです。世間一般には、スマホで情報収集する人が多いからスマホへの最適化が絶対だと言われていますが、それはあくまでBtoCにおいてです。BtoBではターゲットは、多くの時間をPCの前で過ごすことが圧倒的に多いのです。

「Webプッシュ通知」導入における3つの注意点

しかし、どのツールにおいても言えることですが、このツールにも気を付けるべきポイントがあります。特に「Webプッシュ通知」は、ユーザーが仕事をしているときに通知することになるため、いつも以上に注意が必要と考えられます。

  1. 頻繁な通知はしない
    「Webプッシュ通知」は、職場でPCのブラウザを開いているときに通知されます。それはつまり、仕事中に通知するということであるため、ユーザーの業務を妨げる可能性があるということです。集中している状態で、通知がポンポン出てきたら誰だってストレスになります。頻度を間違えると簡単に印象を悪くしてしまう可能性があることを十分に認識しましょう。
  2. 通知する時間帯を工夫する
    上記と理由は同じです。仕事中に通知がされないようにわきまえるべきです。大切なプレゼン中にプッシュ通知が表示されたりしたら、大切なプレゼンを邪魔されたとネガティブな印象を持ってしまうでしょう。朝やお昼の時間帯もしくは18時などがベストではないでしょうか。
  3. ユーザーの興味関心に適したコンテンツを通知する
    非常に良いタイミングで「Webプッシュ通知」が出来たとしても、そのコンテンツに興味がなければ全く意味がありません。また、多少悪いタイミングであっても興味の持てるコンテンツであればある程度は許されるものです。コンテンツが良ければ全てよしというわけではありませんが、コンテンツが適していることはそれ以外のマイナスポイントも挽回できる可能性は高いのです。

一般的にBtoBマーケティングにおいて「(多くの場合)リアルタイム性」はあまり求められていない

「リアルタイム性が高い」「到達率が高い」こういう言葉は非常に魅力的ですが、しかしこれらは企業側からのメリットでしかありません。ユーザー側からすれば一歩間違えれば、ストレスでしかなりません。そもそも、BtoBマーケティングにおいては、リアルタイム性があまり求められてこなかったように感じます。それは、高額製品サービスであるほど、自分ひとりの判断では決断できないことであり、時間をかける必要があったからです。高額な製品サービスであればあるほど、リアルタイム性は求められないように感じます。高額商品サービスの場合は、Webプッシュ通知で得られるものは少ないかもしれません。

また、仕事中というユーザーにとっては非常に優先度の高い状態に強制的に通知することは非常にリスクの高い手段となります。それもあって多くの企業はメールなどユーザーの見たいタイミングで見てもらえる手段にとどまっているように感じます。

BtoBマーケティングにおける「Webプッシュ通知」の有効な利用シーンとは

BtoBマーケティングにおいて、Webプッシュ通知が有効なシーンがあるとすれば、どんな時でしょうか?少なくとも記事更新などの通知というのはやめておいた方が良いでしょう。それらの記事更新の通知は、仕事中のユーザーにとっては重要度の低いものです。そうではなく、在庫情報の通知など職場にいるときに重要になり得る内容やユーザーが早く知らせてもらう事に強いメリットを感じる内容に限定すべきだと考えられます。
どんなツールでもそうですが、結局は顧客をどれだけ理解できているかが大切になります。それを外さなければ大きな失敗ということはないのではないかと思います。

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