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【ジェネシスの視点】市場規模調査から見る、今後のインターネット広告の動向とは

最近公開されたニュースリリースや記事から「注目情報」を取り上げ、独自の視点で解説していきます。

今回注目したのはこちら。


2016年インターネット広告市場規模推計調査 ~D2C/CCIが独自推計~


株式会社D2C(本社:東京都中央区、代表取締役社長:宝珠山 卓志、以下D2C)は、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:新澤 明男、以下CCI)と共同で、2016年1月~12月における、インターネット広告市場におけるデバイス(スマートフォン、PC)別広告費、広告種別広告費、ビデオ(動画)広告費の調査を実施した。媒体社を対象とした調査、および株式会社電通が2017年2月に発表した「2016年 日本の広告費」を元に調査結果を集計した。

出典元はこちら(株式会社D2C 2017年4月17日発表)
※記事公開から日数が経過したリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。


『ジェネシス』の視点


『2016年インターネット広告市場規模推計調査 ~D2C/CCIが独自推計~』について、「ジェネシス」の視点で解説します。


株式会社D2Cは、株式会社サイバー・コミュニケーションズと共同で、2016年1月~12月におけるインターネット広告市場におけるデバイス(スマートフォン、PC)別広告費・広告種別広告費・ビデオ(動画)広告費の調査を実施しました。

同調査の結果から、主要な数値を拾ってみましょう。

スマートフォン広告費(スマートフォン・タブレット・フィーチャーフォン含む)とPC広告費の市場規模推移をみると、成長が続くスマートフォン広告費は2016年に6,476億円、2017年には前年比124%、8,010億円と推計されています。一方減少傾向のPC広告費では2016年3,902億円、2017年には前年比92%、3,579億円と推測されています。

5年前、2012年のスマートフォン広告費は800億円億円であり、近年のスマートフォン広告の驚異的な伸びはモバイルデバイスの保有率の上昇とともに、公衆無線LANの増加など大容量データ通信網の充実が引き寄せた結果の1つだと言えるでしょう。

またインターネット広告市場において近年急速に成長しているビデオ(動画)広告の市場規模については、2016年に869億円(インターネット広告媒体費全体の8.4%)、2017年には1,224億円(インターネット広告媒体費全体の10.6%)になると予測され、前年比141%と引き続きビデオ(動画)広告の高い成長が期待されています。

成長が続くスマートフォン広告

従来のビデオ(動画)広告であるテレビCMの視聴スタイルが自宅のリビング等に固定されるのに対して、スマートフォン広告の場合は場所を選びません。またスマートフォンはテレビと異なり世帯ではなく基本的に個人所有であり、消費者一人ひとりの属性や好みなどに基づいてオーディエンスセグメントをより細かく捉えた検索連動型広告やソーシャル型広告を消費者に確実に届けることが可能となりました。

消費者の手の上のスマートフォンで視聴されるビデオ(動画)広告はテレビCMよりも密接に、よりパーソナルに訴えることができるコミュニケーションと言えるでしょう。

本調査の結果を踏まえると、企業のマーケティングコミュニケーションはますます「スマホファースト」かつ動画重視へと向かうものと予想されます。


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