提案書やアイディア出しに意外と使える!『Pinterest』活用法
『自分はデザイン系の仕事じゃないからクリエイティブは関係ない』と思っていませんか?
わかりやすい企画書、報告書などの資料を作るためにもデザインやカラートーンは大切です。
今回は「Pinterest(ピンタレスト)」を使って「見せる資料」を作る方法をご紹介します。
Pinterestってなに?
Pinterestがどんなものか?検索してみても「世界中のおしゃれアイデアまとめ」としか書かれていません。
ちょっと何だかよくわからないですよね。いち使用者として簡単に説明すると、デザインのスクラップブックをクラウド上に作れるサービスです。
【出典】Pinterest
では、さっそく活用法をご紹介していきましょう。
日々の隙間時間にデザインを貯める
Pinterestを「何をどう見ていいのか、わからない。。」ここからスタートだと思うのですが、まずはログインして自分に関係のあるキーワードを検索してみましょう。
たとえば「企画書 パワーポイント」。
自分に関係ありそうな気がしてきましたか?
表示された画像の中から、まずは「素敵なデザインだな」とか「わかりやすい!」「これ使えそう」と、ちょっとウキウキするものを保存していきましょう。この時に「ボード」を作ると、その後ボードごとに画像を分類して保存していくことができます。
ボードを作るとボードのテーマに類似するデザインがメールで届くので、素敵なデザインがメールで届いたらまた保存していきましょう。
こうして自分だけのスクラップブックができていきます。【出典】Pinterest
ちなみに各画像を開くと掲載元のサイトへもリンクしているので、どんな記事の中で使われたデザインかも確認ができます。また、分かりやすいデザインの図表などは、時間のある時にパワーポイントで作り起こしておくと資料作成をする際に使いまわせて大変便利です。
【ポイント①】「ウキウキしたら貯める」で、自分だけのスクラップブックを作ろう!
表現に迷った時に使える
資料を作るとき、「表現の仕方に迷う」「どうも見づらい気がする」
でも自分の中の引き出しでは、いい表現が作れない。
「こんな時こそPinterestの出番だ!いざ活用しよう!」と意気揚々と開いてみたら、今までスクラップしたものだと「ちょっと違う」ということもありがちです。
そんな時は素直に検索しましょう。イメージに近いものをキーワード検索で探して、一つ開いてみると類似デザインが画面の下に表示されるんです。(他にも類似デザインのおすすめ通知もあります。)
「いいかも?」と思ったものをバンバン保存。複数スクラップしてボードで並べて取捨選択すると、自分の中のイメージも固まっていきます。【出典】Pinterest
【ポイント②】スクラップにないものは、検索すればいい
イメージを伝えたい時に使える
デザイン提案の時「こんなイメージにしようと思うんです」と文字で説明していませんか?人によって想像するものはそれぞれ違うし、文字情報は印象に残らないものです。
「こういうイメージを伝えたつもり」なのに、相手は違うものを頭に思い浮かべているのはよくあることです。
文字+図+イメージ画像で完成系のイメージは固まります。しかし「最初から全部サンプルデザインを作る暇なんてない!」というのが実情ではないでしょうか。
ふんわりしたイメージの中でサンプルを作って、確認に次ぐ確認を繰り返すより、
完成されている参考デザインで出来上がりのイメージをしっかり共有、トーン&マナーまで確認出来ればゴールが見えてきます。
実際に提案資料に参考デザインをつけてクライアントに提案したところ、イメージが伝わりそれまで出てこなかったような情報が引き出せた事例もあります。
この時に大切なのは、数パターンのイメージを並べることです。比較することで何が違って、何がイメージに近いのか検討するヒントになって、そこから検討が膨らんでいくのです。 【出典】Pinterest
「魅せるクリエイティブ」はもちろん完成品で「魅せる」わけなのですが、それを提案する資料は「クライアントが完成品をイメージできる資料」であることが肝要ですよね。
【ポイント③】数パターン比較して完成イメージに近づける
継続は力なり
いかがでしょうか?いい資料が作れそうですか?
このサービスは使い続けることで、デザインのトレンドもキャッチできる優れもの。定期的に「おすすめ」のデザインや、きちんとデザインを分類すればテーマごとのおすすめもメールで届くようになっています。
息抜きがてらメールでお勧めされたデザインの中から、気に入ったものを継続的に保存して、表現の引き出しを強化してみてはいかがでしょう?私はこんな感じでpinterestを使っています。【出典】Pinterest