ジェネシス社員に聞いた!マーケティング関連おすすめ書籍【2020年版】
コロナ禍のもとで迎える初の年末年始、皆さんはどのように過ごされる予定でしょうか?
旅行や帰省も慎重な対応が求められる中、年末年始の長い休暇をどのように過ごそうか迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな年末年始を知識と教養を身につける読書時間にするぞ!と意気込む入社1年目の新人マーケターが、ジェネシス社員におすすめ書籍についてインタビューを実施!
まとめて時間が取れる年末年始に、皆様にも読んでいただきたい書籍を、マーケティング関連メインにご紹介します!社員のコメントも合わせてご参考ください。
- 目次
9のフレームワークで理解するマーケティング超入門 (DO BOOKS)
金森 努(著/文)同文舘出版(株)(2019/6/20)
提案書・企画書を作成する方にオススメなのがこの1冊。マーケティングで肝となるフレームワークを9つ紹介するに加えて、必要に応じて使えるサブフレームワークや実際のケースが分かりやすく紹介されています。
90日で成果をだす DX(デジタルトランスフォーメーション)入門
須藤 憲司(著/文) 日本経済新聞出版社(2020/3/23)
今年ビジネス界でバズワードになったDX。DXに関して、なぜ必要なのか。必要になった背景や、世の中の動き、先行他社のケースを簡単にまとめてくれている一冊です。DXに遠い部門の方もぜひ入門編として一読しておきたい。
リクルートのすごい構”創”力
杉田 浩章(著/文) 日経BP 日本経済新聞出版本部(2020/10/3)
新規事業の創造・育成・存続の在り方について、「不の発見」「リボンモデル」「価値マネ」「ぐるぐる図」「型化」などリクルート独自のメソッドを使って説明しています。
「ゼクシィ」「スタディサプリ」「ホットペッパービューティーのAirレジ導入」など、リクルートが生み出してきた様々なサービスについても解説してくれています。
ファンベース-支持され、愛され、長く売れ続けるために
佐藤 尚之(著/文) ちくま新書
著書「明日の広告」など、さとなおさんの愛称で知られる佐藤尚之さんの新書。本書は、マーケティングについて新規獲得だけでなく中長期的に商品やサービス、ブランドを支えるファンの存在についての重要性を説いています。各章の冒頭に要旨も掲載され、現代を意識したマーケティングの全体像を掴むのに読みやすい良書。既読の方は、2020年10月の最新刊で、漫画や対談で構成されている『ファンベースなひとたちファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー』(日経BP刊)も。
マーケティングを学ぶ
石井 淳蔵(著) ちくま新書(2010/1)
『ゼミナール・マーケティング入門』共編著者で、流通科学大学元学長、神戸大学名誉教授の石井淳蔵さんの新書。マーケティング全般を理解するのに、読みやすいボリュームでまとめられています。新書らしく一般層を意識した読みやすさを担保しながら、要所で専門性のある話も盛り込んでいるので、マーケティング初心者がどの時代にも通じるマーケティング全体のアウトラインをつかむのに、便利な「はじめの一冊」です。
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
森岡 毅(著/文) 角川文庫(2016/4/25)
マーケティングをこれから学びたい人興味ある人におすすめの本!理論だけが先行する本とは違って、実体験にもとづいたマーケティング成功の秘訣が書かれているので、とても説得力があり読み進めやすい。その成功の裏には、それに見合う覚悟と想像を絶する努力や労力で成り立っているのだと、著者森岡さんの情熱を超える執念に心打たれます。
アイデアを生み出す「イノベーション・フレームワーク」も学べるので、消費者を相手にしている小売業の方にもおすすめの1冊です!
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ
ブライアン・ハリガン(著/文)デイビッド・ミーアマン・スコット(著/文) 日経BP 日本経済新聞出版本部(2011/11)
マーケティングオートメーションHubSpot。そのツールの中に眠るグレイトフル・デッドというバンドが行っていたファン活動(フリーもシェアもソーシャルも実践済み??)。顧客や多くの人とコミュニケーションをとるべきマーケターの魂を刺激するかもしれない一冊?!音楽好きのあなたに、マーケティングシナリオを考えるのに疲れたあなたに、文庫本でオススメします。HubSpot担当の私お気に入りの一冊。※Hubspotの解説本ではありません。
顧客はサービスを買っている
諏訪 良武 (著), 北城 恪太郎 (監修, 監修) ダイヤモンド社(2009/1/17)
「買い手(お客様)」がいて成り立つビジネスにおいて、どうサービスを設計すべきか?について考えさせられる書籍。現行サービスの課題の見える化手法やサービス設計のためのプロセスやフレームワークが紹介されています。
その他、おすすめ書籍もご紹介します!
AIリテラシーの教科書
浅岡 伴夫(著)松田 雄馬(著)中松 正樹(著) (2020/10/20)
AIの全体像をつかむほか、基本原理や活用方法について把握するのに役
立つ1冊。これからAIを学ぶ学生が手に取れる読みやすさが意識されているので、全体を通じて解説が噛み砕かれた表現でわかりやすく構成されています。簡単なプログラミングに関する解説や今後の社会的課題にも踏み込まれているので、1冊を通じて幅広い知識に接することが可能。実務の現場でも話題にされやすい領域ですので、AIへの理解を深
め、誤解を防ぐ機会につなげる一冊になるかもしれません。
今日からはじめる情報設計
アビー・コバート(著/文) 長谷川 敦士(監修)安藤 幸央(翻訳) ビー・エヌ・エヌ新社
情報やモノが多くて混乱をする前に、サイトの投稿記事が多くてメニューやカテゴリで悩む前に、ぜひ読んで欲しい一冊。混乱の原因を「情報過多」「情報不足」「適切でない情報」そしてその組み合わせと言い切られ、少しだけスッキリとした気持ちで仕事に向き合えました。オライリー・ジャパンの白熊本は買えなかったけどIA(情報アーキテクチャ)導入本としてどうぞ。
イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」
安宅 和人(著) (2012/10)
近著『シン・ニホン』の著者であり、慶應義塾大学環境情報学部教授、ヤフー(株)CSOを務める安宅和人(あたか・かずと)さんの名前を広く世に知らしめることとなった好著。問題を言語化した上で、仮説・検証を行いながら課題を定義してアウトプットするためのハウツー本としても読めるでしょう。どちらかというと若手向けだけれど、フレームワークやアウトプットのテクニックも紹介されていて、教育・指導する側が読んでも参考になる内容です。
いかがでしたでしょうか?読んでみたい本はありましたでしょうか。
ご自身に参考となりそうな書籍と出会って頂けたら嬉しいです。