【マーケティング・SNS担当者必見!】Googleアナリティクスで出来るSNS効果分析「3つのポイント」
突然ですが、みなさんの会社ではSNSを活用していますか?弊社でも企業アカウントの他に社長や、このマーケの強化書の編集長がアカウントをもって運用をしています。でもそのSNSの効果は測っていますか?マーケティング・デジタルマーケティングを実施していく上でSNSも重要な要素の一部となります。そういう意味ではデータをきちんと分析していくことはとても大切です。そこで、今回はデータ分析のご担当者だけではなくSNS運用に携わる人にも見て欲しい、GAでSNSの効果測定する方法についてご紹介します。
どんなデータを見るの?
見るべき視点ごとに3つのポイントに分けて、どんなデータを見ることができるのか、最初は何を見たらいいのかということと、その数字をどう活かしていくのかを簡単にご説明します。
- どのSNSからどのページに流入しているか
GAではSNSに紐づいた流入元の情報を見ることができます。どのSNSが集客に貢献しているか、どんな投稿内容がどのSNSで人気があったのか、その効果のほどを見ていきましょ - 流入元SNSごとのユーザーのサイト内行動
GAの機能の中には流入SNS別のユーザーのサイト内行動を追っていくことができる機能があります。その閲覧しているページや閲覧時間などの行動を見て、SNSごとに「どんな投稿をしたらウケるのか」というヒントが見つかるかもしれません - SNS別コンバージョン数
これを知るにはコンバージョン設定が必要になりますが、SNS別のコンバージョン数を見て、どのSNSがコンバージョンに貢献しているのかを知ることで、SNS広告を出す際にどのSNSに出稿するか、どんなバランスで広告費を配分するかという検討材料にすることもできます
では実際のこの3つのポイントをGA内でどうやって見るのかご紹介していきます。
どのSNSからどのページに流入しているか
どのSNSから流入しているのかを見るのは下記の手順で見ることができます。
メニュー:集客 > ソーシャル > 参照元ソーシャルネットワーク
最初は表形式だけで表示されますが、表の右上の円グラフのボタンを選択することで計測内容を円グラフにしてくれますので、「どのSNSから流入しているか」が、より直感的にわかるようになります。これでどこから流入しているのかを認識できるようになります。
またこの画面でセカンダリディメンションに「ランディングページ」をつけると「どのSNSからどのページに来たのか」をランキングで見ることができます。
こうして、どのSNSではどんな記事がウケるのかが分かるようになります。
流入元SNSごとのユーザーのサイト内行動
次は、「SNSから来た人は、何を見ているのか」ということが気になりますよね。
これを一連の流れで見るためには「ユーザーフロー」機能を使います。
メニュー:集客 > ソーシャル > ユーザーフロー
この画面では「どのSNSから多く流入しているのか」「どんなページ遷移をしている人が多いのか」「どこで多く離脱するのか」という行動の傾向を見ることができます。
SNS別コンバージョン数
サイト内でのユーザーの動きが分かったら、どのSNSがコンバージョンへの貢献度が高いか気になりますよね。下記の手順で知ることができます。
メニュー:集客 > ソーシャル > コンバージョン
これも表形式で表示されるものを円グラフ表示にするとわかりやすいと思います。
単純にこの数字だけ見てもよいのですが、どうせならば流入と比較すると流入に対してどのくらいコンバージョンされているかということが分かります。「コンバージョン数/流入数」でよりコンバージョンへの到達率が高いSNSを知ることが可能になります。
よりコンバージョン到達率が高いSNSへ注力することでサイト全体のコンバージョンの底上げにもつながるでしょう。
こういったことを意識して、力の掛け方を調整することで、まんべんなく力をかけるより効率よくSNS活用の効果を高めることができます。また、SNS広告の出稿時にこのあたりの数字を検討材料に加えると、より高い費用対効果が見込めるかもしれません。
運用が大変だからこそデータの活用を
今回はSNSにまつわるデータの見方をご紹介しました。
SNSも種類が多くて運用が大変だと思います。「データなんか見ている余裕ない」と思われるかもしれませんが、データを見ることで分かることもあります。
- SNSごとに何がウケているかわかる
⇒ウケることをしましょう - SNSごとのユーザーの行動の特徴がわかる
⇒サイト流入後の行動も加味した投稿やサイト内導線の構成を考えてみましょう - どのSNSが効果的かわかる
⇒どうせ力をかけるなら効果が高いSNSに力をかけましょう
何が効果的か、どこに注力すべきかを検討して少ない体力で効果を大きく出せるように、データを見て運用を検討すると、もっと効果的なSNSの活用は広がっていくのではないでしょうか。
さあ、データを活用したSNS活用のプランを考えてみませんか。