注目の情報

【ジェネシスの視点】調査結果から考えるこれからのスマホアプリ設計の在り方とは

最近公開されたニュースリリースや記事から「注目情報」を取り上げ、独自の視点で解説していきます。

今回注目したのはこちら。


スマートフォンアプリに関するアンケート調査


調査名: スマートフォンアプリに関するアンケート調査
対象者: スマートフォンを持つ、全国20歳以上の男女
調査項目: ・属性(性別、年代、居住地域、未既婚、職業)
・一ヶ月間にスマートフォンでアプリをダウンロードする数(SA)
・現在スマートフォンに入っている「自分でダウンロードしたアプリ」の数(SA)
・現在スマートフォンに入っている「自分でダウンロードしたアプリ」のうち、よく利用しているアプリの数(SA)
・「自分でダウンロードしたアプリ」全体の、一日あたりの使用時間(SA)
・スマートフォンアプリをダウンロードした後すぐに「今後あまり使用しないかもしれない」と判断した場合に取る行動(SA)
・最良のアプリ、あったら良いと思うアプリ(FA)
サンプル数: 1,000s
割付: 【性別】男性:50.0%、女性:50.0%
【年代】20代:20.0%、30代:20.0%、40代:20.0%、50代:20.0%、60代:20.0%
実査期間: 2017年2月9日(木)~2月13日(月)

出典元はこちら(現株式会社アスマーク 2017年3月28日発表時は株式会社マーシュ)
※記事公開から日数が経過したリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。


『ジェネシス』の視点


『スマートフォンアプリに関するアンケート調査』について、「ジェネシス」の視点で解説します。


マーケティングリサーチ・市場調査の株式会社マーシュ(現株式会社アスマーク)は「スマートフォンアプリに関するアンケート調査」を今年2月に行いました。

当調査レポートは、ユーザーはアプリをどのくらい保有しているのか、ダウンロードとアンインストールの割合などがわかる内容となっています。

いくつか主要な数字を拾ってみましょう。
「月々のスマートフォンアプリのダウンロード数」を見ると「1~3つ」が最も高く54.4%です。だいたい、月に1~3つ程度は新しいアプリをダウンロードしてきているということになります。

一方、「現在スマートフォンに入っている自身でダウンロードしたアプリ数」は「4~6」が18.5%が最も多くなっています。しかも、その中で「よく利用している自身でダウンロードしたアプリ数」は「1~3」が最も高く37.8%です。

「月に1~3個程度アプリをダウンロードする」「よく利用している地震でダウンロードしたアプリは1~3個」という数字を突き合わせると、一定数のアプリはダウンロード後、早々にアンインストールされてしまっていることがうかがえます。

実際、スマートフォンアプリをダウンロードした後すぐに「今後あまり使用しないかもしれない」と判断した場合、あなたが取る行動に一番近いもの」という設問に対して「暫く様子をみてから削除する」が59.6%と最も高く、次いで「すぐに削除する」が32.9%が続いています。すなわち実に90%以上の人がアプリをダウンロード後、一定の期間をおいてアンインストールしているという結果になっているのです。

DLされるかだけではなく、アンインストールされないことを念頭に入れた設計が大切

アプリを開発する企業としては「ダウンロード数」ばかりを気にしがちですが、これだけの割合の人が能動的にアンインストールを行っていると考えると、KPIとしてダウンロード数だけではなくアクティブな利用率もしっかり把握した上で、当該アプリに対する評価を行う必要があるということがわかります。

ダウンロード数を増やしたはいいが、すぐにアンインストールされてしまうようなアプリにしないために、アプリ開発側が考えるべきステップについて考えてみると、

  • (1)どのようにうまく魅力を伝えて、アプリをダウンロードしてもらうか
  • (2)アプリダウンロード後、短期間のうちに「有用」と認識してもらうために、どのような活用法に誘導すべきか
  • (3)日常的に活用してもらうために、継続的なサービスとしてどんな機能・ベネフィット提供すべきか

アンインストールされないアプリを提供したいなら、上記三つのステップをしっかり検討する必要があります。

ただし、このすべてを実現するアプリを作る難易度はかなり高くなります。
運用の手間も覚悟をする必要があるでしょう。

デジタルマーケティングツール全般に言えることですが、重要なのは「作って終わり」「導入して終わり」にならないように、アプリ開発の初期の段階で明確な目的とその目的達成のための要件を検討し「使い続けてもらえる」ためのサービス戦略を練り上げる工程を怠らないことです。

今回の調査がつきつけるスマートフォンアプリの厳しい現実を直視し、綿密なアプリ設計に取り組むことをお勧めします。


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