【マーケティング担当者必見】コンバージョンするユーザーを知るGA解析術
先日聞いたお話なのですが、「うちのお客さんは男性がほとんどなので、男性に分かりやすいページ作りを心掛けています」というサイトが、調べてみたら女性の方の閲覧が多かったということがありました。
このように、購入者は男性でも、実際の商品選定などは奥様がしている等のように「購入するユーザーとサイトの閲覧ユーザーが違う」というケースはよくある話です。
思い返してみると、私の実家も基本お買い物の実権は母が握っておりました。
思い出話はさておき、今回はサイトに「どんな人がサイトに来ているのか?」「どんな人がコンバージョンしているのか?」「コンバージョンする人はどこから来ているのか?」を、Googleアナリティクスで知る方法をご紹介します。
サイトにきている人はどんな人?
サイトに来ている人の年齢層や性別は、今や簡単に閲覧することが可能です。
以下の順番で年齢、性別を確認することができます。
メニュー:「ユーザー」>「ユーザー属性」>「概要」
ここで表示される性別や年代は、登録情報や閲覧したサイトから年齢や性別を推測することで得られた情報ですが、おおよその感覚値はつかめるのではないでしょうか。(※予め設定が必要です)
コンバージョンするのはどんな人?
Googleアナリティクスではいろんな操作ができますが、その中でもセグメント機能を使うことでコンバージョンした人を絞り込むことができます。
絞り込む方法は下記の通りです。
画面上部の「すべてのユーザー」となっている部分の右側、「セグメントを追加+」をクリックするとセグメントのメニューが出てきます。
この中から「コンバージョンに至ったユーザー」にチェックを入れて「適用」をクリックします。そうすると「コンバージョンに至ったユーザー」表示されます。(※予めコンバージョン設定が必要です)
青系で表示されている左側が「すべてのユーザー」、オレンジ系で表示されている右側が「コンバージョンに至ったユーザー」です。この図からコンバージョンをした人は、25歳~34歳の人が多いと分かりますね。
この結果から、
コンバージョンしやすいと思われる25歳~34歳の人を対象としたキャンペーンを検討することができるようになります。企画をしている人ならわかると思いますが、ここまでターゲットが絞り込まれると企画を立てやすくなるし、効果的な企画になりやすくなります。
コンバージョンした人がどんな人かわかったら、その人たちがどんな流入経路をたどってコンバージョンしたのか気になりませんか?どの流入経路が効果的なのかがわかれば、無駄なコストをかけず費用対効果の高いところに注力することができるようになります。
コンバージョンしている人はどこから来ているの?
単純に流入経路を見るならば、以下の手順で確認することができます。
メニュー:「集客」>「すべてのトラフィック」>「チャネル」
基本設定では「自然検索/ダイレクト/リファーラル/ソーシャル/Eメール」のどれから流入しているのかがわかります。この状態でセグメントの「コンバージョンに至ったユーザー」を選ぶと、コンバージョンした人がどこから来たのかがわかるわけです。
さらに、コンバージョンした人が「何回」「どこから」流入したかも確認できるのでご紹介します。
メニュー:「コンバージョン」>「マルチチャネル」>「コンバージョン経路」
このメニューでは任意の期間(0~90日)に、コンバージョンしたユーザーがどこから何回来たのかを確認できます。
一番上は「どこかのサイト経由(ノーリファラー)で来た時の一回目の訪問でコンバージョンした」となります。2番目は、オーガニック検索で流入してコンバージョンしたことを表しています。
※ノーリファラーと参照元サイトについての説明はこちらをご覧ください。
今回は「ユーザーを知る」という視点で、Googleアナリティクスの活用方法をご紹介しましたが、解析したデータを活用して、結果を上げるには「どんなデータを、どう生かすか」というところも大切になります。
「データを見て満足」にならないように、その先につながるデータ解析をしていきましょう。