「オウンドメディア担当者」必読連載!

インタビュー現場で困らない!撮影準備のコツ

インタビュー現場で気をつけるべきことは、「どのようにインタビューするか」と質問内容を考えることだけではありません。例えば「撮影」がそうです。いきなり現場で「撮らせてください」というわけにはいきませんよね?

ここでは「インタビュー相手の撮影」に絞って、慣れていない担当者ほど最低限押さえてほしい事前の判断や段取り、心構えについて、4つの視点で考えます。

目次

「本当に撮影が必要?」という視点を持つ

1つ目の視点は、そもそも「本当に撮影が必要かどうか」です。

撮影の目的は何でしょうか? 例えば、対談やインタビューだとわかるコンテンツを提供するための素材が欲しいからですか? インタビュー相手の顔を出したいなら、相手からの提供写真でもいいはずですよね。
事前に、本文の他に写真やイラスト、絵の要素も含めた構成をきちんと練ってください。内容に紐づく図版の掲載を多くしたいなら、人物写真を数多く掲載する余地は少なくなり、現場の雰囲気を伝えたいなら提供写真でなく現場撮影が優先、と判断できます。

他にも、相手が一人なのか複数なのか、インタビューする側も含めた場面写真が必要なのか、でも判断は変わります。事前の構成案に基づき、提供写真ではダメ、現場撮影しないと用意できない写真なのかを判断してください。提供写真か現場撮影かは大きな分岐です
提供写真は、使い方の応用はききませんが、余分なコストや手間は発生しません。
現場撮影は、コンテンツにあわせた素材を調達しやすい半面、コストや手間がかかります。

慣れていない運営担当者ほど、インタビュー打診後の何度かのやり取りをした末に(忘れていた)撮影の件を持ち出すことがあります。事前に決めた撮影内容は、なるべくインタビューを依頼する最初の段階で相手に伝えましょう。相手によっては、取材はOKでも撮影はNG、提供写真ならOK、などの可能性があることを忘れないでくださいね。

プロへの手配が必要?

2つ目の視点は、「プロカメラマンへの手配が必要かどうか」です。

現場で想定される人物撮影の状況は、

  1. 取材した相手をメインに据えた撮影(インタビュー中とは別のタイミング)
  2. インタビュー中の様子を押さえた撮影
  3. サムネイル用の撮影(寄りぎみ)

さしあたって上記の3種類です。これらすべてが本当に必要かを考えてみてください。これらすべてを現場撮影の写真で構成したい場合、特に1や2を大きめの画像サイズで使用したいなら、コストはかかりますが品質の心配が不要なプロカメラマンへの依頼が妥当です。一方で予算が限られ、あまり大きなサイズでの使用を検討しておらず、現場の雰囲気とともに撮影できていれば本格的な仕上がりを望んでいない場合、自前撮影でもいいでしょう。

プロによる撮影か自前撮影かは、インタビュー相手への誠意にも関わります。プロを手配すれば、運営側の本気度が伝わります。運営側が現場のディレクションに専念できるメリットもあります。オウンドメディア内での該当インタビューの扱いを重くしたい場合、撮影にも予算は割きたいところです。他にも、インタビューされた側がコンテンツを買い取りたいというケースもあります。事前にわかっていればもちろんのこと、そうした機会を狙いたい場合も、実際にそうなるかどうかは別として品質重視でプロカメラマンの手配が妥当です。


プロカメラマンにお願いすると効果的な場合をまとめました。1つでも当てはまるなら、積極的に手配を検討したいところです

撮影は屋内か? 屋外か?

3つ目の視点は、「撮影現場が屋内か、屋外か」です。

撮影者がプロか自前かを問わず、事前に知っておきたいのが撮影場所です。先に屋内の可能性を考えましょう。
主に想定されるのが、

  1. ロゴマークを掲げている受付前での撮影
  2. オープンスペースなどラウンジでの撮影
  3. インタビュー中で利用中の一室での撮影

の3種類です。特に1と2は、事前にインタビュー先への申請が必要な場合が多いので、必ず問い合わせてください。例えば受付前だと、来客が多い時間帯は避ける必要がありますし、ラウンジだと取材に関係ない人たちが利用中だったりします。先方が都合のいい時間帯や状況、条件にあわせましょう

3の場合、特徴がない一室となる可能性が高いです。背景が白か柄があるか、掲示物があるか、ガラス張りか窓があるかなどの条件は分かれるものの、場所の雰囲気ではなくインタビュー対象者そのものを撮ることが最大の目的になります。

1〜3のどれにでもありえることが、事前の問い合わせでは察知できない、想像以上に難しい撮影状況についてです。例えば、地明かりでの撮影が厳しい状況は1〜3のどれにも考えられます。撮りづらそうな状況が少しでも想像できたり、撮影写真の使い方に一定の存在感が出る予定なら、プロへの手配が無難です。


つい現場で抜けがちな注意事項です。場数を踏んでくると、上記の注意事項が自然と身についてきます

屋外の場合、先方が管理する敷地内であれば先方への問い合わせで事足ります。問題はそうでない場合です。別途、敷地やスペースの管理会社への問い合わせが必要です。また、建造物は厳密には著作権にも関わるので、背景に別の建造物が映り込む場合は、その建造物側に承諾を求める必要性や、公道での撮影なら地域を管轄する警察署への許諾申請など、きちんとやろうと思うと許諾だけでも労力と時間がかかります

これほどの準備や手配をしてでも、屋外で撮影する必要性があるのかも意識しましょう。現実的には、インタビュー相手側だけでは判断が難しい状況での屋外撮影は控えます。先方側がコントロールできる屋内の状況を優先しましょう。

「プロの判断だから」と、まかせすぎない!

4つ目の視点は、プロカメラマンを手配した場合の注意事項です。特に肝に銘じてほしいのは、「プロだから」と鵜呑みにせず、躊躇せずお願いすること。プロカメラマンに対して、事前にきちんと撮影意図や撮影写真の使い方を伝えておき、当日の現場でもしつこく内容を共有してください。

例えば、シリアスな内容を伝えたいコンテンツの場合です。笑顔より真剣な、神妙な表情の写真が求められるのに、撮影意図を共有できていないと、笑顔が映える被写体を前にカメラマンは笑顔を優先して撮りたくなります。
撮影意図をもっともわかっているのは、カメラマンではなく運営担当者です。現場ではつい全体最適の視点よりも、個別状況の最適化に向かいがちですので、運営担当者側がリードして適切な方向にディレクションしましょう。

インタビュー対象が2名以上の場合も要注意。単独の状態と二人以上の状態の両方が欲しいのに、どちらかのパターンしか撮影されていなければ、その場ですぐリクエストしてください。カメラマンは撮影に集中する分、撮るべき内容が抜けることもあります。

プロ側のリードや押しの強さ、その場の雰囲気に流されて、構図や狙いをカメラマンまかせにしすぎてはいけません。テスト撮影段階で内容を確認するなどして、求める内容の撮影ができているかを確認しましょう。プロだからこその提案を取り入れることはOKですが、その場に流された判断はNG。時にはプロカメラマンの提案を断る判断力を持ってください。

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