コンサルタントのコラム

PVが大きく伸びた!記事のご紹介~記事を作る、記事を育てる~

オウンドメディアの運営やメールマーケティング、マーケティングオートメーション(以下MA)について、様々な実践的な知見をお届けしているマーケの強化書。今回は、昨年から今年にかけてPVを伸ばすことができた記事の実例をもとに、実際のグラフも公開しつつ、記事の作り方や育て方についてもお伝えしたいと思います。

PVが伸びる記事を作る

昨年夏前に行われた「マーケの強化書」編集会議での会話。

「来年の今頃は、東京オリンピックもあるし、都内も混雑するんだろうね」
「出勤出来るか、心配です」
・・・
「来月には、チケットの抽選結果が発表されますね」
「Googleで『オリンピック 混雑』検索してみたら、都のページが一番ですね。」
「東京オリンピックの混雑について記事を書いてみたら?
 国とか自治体のサイトって結構分かりにくいし、分かりやすく説明したら、どこまで順位が上がるかを試してみるのも面白いんじゃない?」

最初は、こんな感じのささいな雑談でした。

検索数と検索順位、PVが狙った通りに動くのかの知見が欲しくて、少し業務からは離れますが、【~2020年の夏をどう乗り切るか~東京オリンピック混雑予想カレンダー】という記事を2019年6月20日に公開しています。

さて、滝川クリステルさんの『お・も・て・な・し』スピーチ(2013年9月)からチケットの抽選結果が発表された(2019年6月)までのGoogleトレンドによる検索数の推移は下記の通りです。対比として変動の少なそうな『マーケティング』というKWDを置いています。


【東京オリンピック】と【マーケティング】の検索数推移を比較。
2019年5月にチケット先行予約が始まり一時的な検索の高まりはあるものの、【東京オリンピック】の検索ボリュームはまだ未知数でした。

東京オリンピック本番の2020年に向け、首都圏在住者、都内在勤者では関心が高まるはず、混雑周りの検索ボリュームは増えるだろう。と同時に似たようなことを考える人はきっといるはず。順位はどうなるのかと試してみたのです。ちなみに、公開後も検索順位の確認をしながら、記事の微調整や追加情報による更新を時折行っています。

では、公開後2カ月のGoogleサーチコンソールのグラフを見てみましょう。


公開後、2ヶ月のGoogle サーチコンソールの結果

~2020年の夏をどう乗り切るか~東京オリンピック混雑予想カレンダー】の記事へのリンクのみを抽出しています。2か月でおよそ1.3万回の検索がされ10%程度リンクしてくれていることが分かります。掲載順位は、上記ページへリンクするKWDの平均となるため、見た目より低い順位となっていますが、KWDによっては1ページ目の掲載はされていました。

続いて半年後の11月~1月までを見てください。



現在のGoogle サーチコンソールの結果と検索1位のキーワード

驚くべきは検索ボリュームです。記事投稿直後の2か月の約7倍の検索をされています。KWDによっては、検索で1位となるKWDも出現し、PVを大きく伸ばす記事に育ちました。

五輪本番の今年に入ってからは、PVの勢いが止まりません。Googleアナリティクスで見てみると下記の通りです。

~2020年の夏をどう乗り切るか~東京オリンピック混雑予想カレンダー】PVの推移。

今年に入り、実感をもって考えられなかった人達も含めて、『東京オリンピックの混雑』を身近に考えるようになったのではないか?と推測します。企業さんによっては在宅勤務など働き方の施策を考え始めることでしょうし。

すべての記事作成に当てはまるとは考えてはいませんが、大きくPVが伸びる記事を作り出すためには、検索トレンドを意識し少し先を見据えたキーワード設定で、早めに記事を用意しておくと良いということでしょう。

数年前に【タピオカ】ブームは予想できなくとも、【オリンピックの混雑】は考えやすいかもしれません。

PVが伸びる記事を育てる

次に『記事の育て方』です。記事の育て方と聞いて「こまめに記事を更新したりするんでしょ?」と思われたら半分は正解ですが、半分は不正解のような気がします。なぜなら「SEOのために記事は更新してください」と言われても、どの記事をどう更新すれば良いのか?の答えがありません。

記事を育てる為には2つステップで考えてみてください。

  1. 育つ記事を見つける
  2. 記事を育てる
1.育つ記事を見つける

下記は、昨年(2019.05.28)公開した【新任マーケターの「はじめの一歩」!顧客を区分けして具体策を引き出そう】のPV推移です。
公開後にPVが高くその後あまりPVが伸びない典型的な推移
このネタでセミナーが開催出来るくらいの良記事なので育てていきたいのですが、公開後にPVが高くその後あまりPVが伸びない典型的な推移をとっています。

上記とは別に、育つ記事をみつけた例を紹介しましょう。
公開後にPVの減少がみられず継続的なアクセスもあるため、今後の成長が見込める
こちらは上記の推移が示すように昨年の段階で、公開後にPVの減少がみられず継続的なアクセスがあったので、今後の成長が見込めると判断しました。

2.記事を育てる

そして、今現在どんなふうになっているかと言うと、初動PVから約3倍のPVを叩きだしています。


上記は、昨年(2019.10.3)に公開、今年に入って3回も更新した【世界からCookieが消えたなら】のPV推移です。

こちらの記事のPVが増加したのは、アメリカのGoogleが1月14日に、「Chrome」でのサードパーティー製Cookieのサポートを2年以内に完全に廃止する計画を発表したことと連動しています。

しかし、この新しい流れ(みんなが気になること)をいち早く知り、記事の更新が行えたのは、昨年末の時点で育てることを決めていたからです。
闇雲に更新するのではなく、適切なタイミングで更新出来た好例だと考えています。

オウンドメディアを運営する親心としては、すべての記事を愛し育てていきたいものです。しかし、限られた時間と人手のなかでも、記事やコンテンツを届けるため、マーケの強化書の実例が、なにかヒントになれば幸いです。

行動デザイン#1

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