「オウンドメディア担当者」必読連載!

知っていて損はなし!インタビュー現場で使える「10の心得」

インタビュー現場に慣れていない人ほど、本番で緊張し、動揺もします。場数を踏めば徐々に現場に慣れて、自分なりに対処できるようになるはず……
というのは理想です。なかなか慣れない現実、緊張しっぱなしで大変なまま、ましてや本業と兼任での運営担当者/コンテンツ制作者には専念できないジレンマ……そこで、インタビュー場面に絞って、現場で自分の身を助けるTipsを10個解説。すべてを網羅しようとせず、自分に足りない要素からTipsとしてインタビューの心得として取り入れてみてください。

目次 ~10選はコチラ

その1:質問リストは事前に相手へ送る

せめて前日までには、必ず相手に質問リストを送りましょう。事前送付は相手への礼儀ですし、相手に万全な状態で本番へと臨んでもらうための働きかけです。

当日の現場をより確実にしたい目的から、早めに質問リストを送り、事前に先方から回答を得ておく手もあります。ただし、求める場合はなるべく回答者に負担がかからないよう、回答期限に猶予を設け、「回答内容は箇条書きで1〜2行、全部に応えなくて可」など、極力ハードルを下げましょう。回答が得られたら、回答内容に基づきさらなる下調べをし、相手には「前もって回答させた理由」が伝わる対応をして、本番に臨みます。

事前対応に固執すると、相手に「当日話すのに、面倒なことをやらせて」と反発させがちです。そうなりそうなら、最初からやらないこと!

その2:データや数字、思い出話などは、事前にお願いを!

聞きたい中身によっては、過去のデータや数字に関する話もあります。そのほか過去に遡る話で、回答者には事前に当時を思い出してもらうなど、いきなり現場で問われると困りそうな質問項目は、特に洗い出しておきます。

相手は多忙です、事前に渡していても質問リストを斜め読みでしか確認されていないリスクに備え、質問リストを出す時には、データや数字、思い出話が含む項目は相手が見逃さず、必ず事前に準備してもらえるようにしてください。

その3:質問リストには必ずナンバリングする

意外とできていないのが、質問リストのナンバリングです。例えば、回答者が話に夢中になってしまい肝心の質問内容を忘れたり、取材側の質問に回答者がピンとこないこともあります。

回答者:「どの質問になりますか?」
取材側:「ええーっと、上から3番目にある……」

本番の現場では、取材側も回答者も、当人が意識する以上に緊張しています。「どの質問?」となるだけで、その場は慌てふためくもの。その瞬間は一瞬でも取材側は焦りますし、回答者は質問に集中してほしい。ナンバリングをしておけば、聞き手(取材側)も受け手(回答側)も、どの質問についてか確認しやすくなります。ちょっとしたストレスを生まないように、です。


インタビュー前の準備段階に関するTips3選です

その4:質問リストの順番通りに進める

慣れないうちは、質問リスト作りに時間がかかります。インタビューの現場は、相手との話を通じて取材側が理解を深める場です。十分に質問リストの順番を考え抜いて構成しているなら、質問順に沿って着実に進めましょう。本番では相手を前に、思うように頭が働かず、真っ白になることもありえます。理想は相手の話しぶりや回答内容に応じて、現場で臨機応変に順番を入れ替えることですが、ある程度場数を踏まなければできないことです。

特別なことをやろうとせず、まずはオーソドックスに、無難に進行できるようになってください。

その5:事前のリストにない質問でも遠慮なく質問する

とはいえ、順番通りに進めていると、回答内容を受けてさらに気になることや確認したいたこと、新たな疑問が出てきます。その場合は、なるべく躊躇せず、その場で聞き返しましょう。「後で聞こう」と思っていると、用意している質問の消化に終われたり、別の質問のやり取りを通じて別の話で盛り上がると、その時思った「気になること」を忘れてしまい、聞き返す機会を逸します。リストにないから、と相手が気にすることはありません。後日、改めて別手段で聞く手はありますが、顔を合わせているうちに聞きたいことを聞いて、その場で確実に知りたいことを知ってください。

その6:自分の沈黙を恐れない。沈黙で焦らない

みなさんが浮かべがちな理想は、質問したい要素を完璧に頭の中に入れておいて、取材側が相手と途切れなく会話するような進行でしょうか? 実際は、慣れていてもそういうことはできないもの。どれほど準備していても、思いがけない返答に取材側が戸惑うこともあります。質問しながら、相手の内容を聞いて理解する工程は、何役も同時にこなす難易度の高い行為です。

となると、話の途中で沈黙が生まれることも出てきます。特に取材側はこの沈黙がとても長く感じられ、回答者が気にしていないかと焦りますが、取材側が気にするほど、取材側の沈黙を回答者は気にしていません。過度に相手を気にせず、沈黙を気にせず、状況を整理しながら着実に進めてください。

その7:相手の沈黙には、回答例を示す

明らかに回答者が答えに窮している場面では、質問の尋ね方を変えてみたり、回答例を伝えてください。「こうした狙いがあっての質問で、こういうことを考えているのではないかと思って尋ねました」と伝えるだけでも違います。

例えば、施策の成果に関する質問で、はっきりしたデータや数字が言えないなら、以前と比べた割合や、回答者自身の肌感覚、感想でもOKだと伝えます。成果と聞かず、特に意識したことや苦労したことなど、定性的なことに寄せて尋ねなおしてもいいでしょう。それでも相手がしっくり来ないなら、時間は限られています。割り切って次の質問にいきましょう!

その8:残り時間はわずか。相手の語りをさえぎって質問を!

手順や進め方にとらわれすぎると、制限時間内に用意した質問をすべて消化できそうにない状況も出てきます。
残り時間が迫り、まだ聞きたいことが残っている場合、回答者が気持ちよく話していても、ためらわずに話をさえぎって、優先すべき質問をしてください。取材側が聞きたいことと、回答者が話やすい、話したくなる質問は違うことがあります。回答者は話しやすいことを話したがります。特に終盤は、取材側が責任を持って躊躇せず、聞くべきことを優先して聞きましょう。

その9:「最後にメッセージをお願いします」はNG

質問の最後は、締めにつながる一言を求めがちです。そのこと自体は悪いわけではありませんが、回答の引き出し方には注意を! 「最後にメッセージをお願いします」とだけ言われても、誰に対して何をどのように言っていいか、言われた方は困るばかりです。

例えば、「これまでの話で言い足りていないことは?」「文脈に関係なくていいので、言おうと思っていたことは?」と伝えて、「言えていれば無理に伝えなくていい」と添えると、回答者のプレッシャーがやわらぎます。「すでに話した内容で、改めて強調したいことは?」と、確認を求める質問に変えて、真正面から締めを求めるより話しやすくするのもOK。「最後の質問」と断れば、より回答者が配慮してくれやすくもなるでしょう。

その10:必ず相手に感想を伝える

毎回の心がけとして、必ずインタビューを通じて浮かんだ疑問をせめて1つ(質問リストとは別に)相手に尋ねるようにしましょう。ですが、慣れないうちは進行だけで手いっぱい、用意した以外でその場で考えた新たな質問なんて無理、というなら質問の最後に「感想」を相手に伝えてください。「思っていた以上に、さまざまな話がうかがえてよかったです」などと伝えられれば、それを受けて相手からさらにメッセージが引き出せるかもしれません。相手あっての現場への敬意であり、現場でのスキルアップにもつながる意思疎通は、欠かさずやりましょう。やればやるほど、スキルが磨かれます。


インタビュー中に関するTips7選です

Tips10選いかがでしょうか?兼任でインタビューに苦手意識のある方はどれか1つから。インタビューに慣れてきた方は自分自身のチェックリストとしても御活用下さい。
オウンドメディア担当者を応援しています。編集に関する記事を連載中!こちらもおすすめです。

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